ラミレス監督の状況分析は間違っているのでは?
※この記事(考察)は横浜目線で書いてますが自分は阪神ファンです。
12日の試合、6回裏1点ビハインドの場面。チャンスで投手に代打を出すかどうかが結果的にゲームを左右することになり、賛否別れる(否のほうが多い?)采配となった。
阪神戦で同点機に代打を送らなかった横浜DeNAラミレス決断は塩采配か | THE PAGE(ザ・ページ)
「8番・井納」の打順が裏目に出た。
12日、横浜スタジアムでの横浜DeNA対阪神の試合は、井納とメッセンジャーの投手戦になっていた。
横浜DeNAは1点を追う6回、二死一、二塁の同点機で、ピッチャーの井納に回ってきた。
ベンチは代打を告げることなく、ここまで力投を続けていた井納をそのまま打席に立たせた。結果はライトフライである。6回、井納に代打を送らなかったのは、やはり采配ミスなのか。
ラミレス監督は、試合後、その意図をこう説明した。
「あの場面、宮崎がセカンドランナーだった。シングルヒットではホームに帰れない。今日のメッセンジャーの出来から考えると、代打が長打を打つのは難しい。
それならば、次の機会にかけようと考えた。状態の良かった井納に1点差を我慢してもらって、必ずやってくるであろう次のチャンスに」
まあ、今回書きたいのはどちらが正しいかではなく、代打を出さなかった理由について。二走・宮崎の足では単打で帰れないとラミレス監督は言っているが、本当にそうなのだろうか。
守備側の阪神から見ると、まだ6回で逆転の走者を一塁に背負っている。先攻とはいえリリーフ陣が安定していることを考えると、同点までなら許容範囲。この場面は逆転阻止のために外野は前進しない(狭い球場だが、一走が俊足の石川ということを考えれば少し後ろ目に守るのもあり)のがセオリー。
また、ライト福留はともかく、レフトは守備難の高山、センターは強肩だが膝の調子が悪くチャージができない糸井である。運よくフルカンまで持ち込めばランナーはオートスタート。単打で返れる可能性はむしろ高かったのではないかと思う。