阪神対西武(●2-3) チグハグでイライラする試合 6月5日

http://www.tbs.co.jp/baseball/game/20160605TL01d.html

 

 阪神先発岩崎はいつも通りフラフラしたピッチング。ストレートを中心に制球が安定していなかったが、キレはあった。チェンジアップも腕が振れているのかタイミングをずらせており効果的。6回2失点(自責は1)なら上出来だろう。

 対する西武先発野上も序盤はフラフラ。一番頼りにしていた球はチェンジアップで、次はスライダー。とくにチェンジアップはいい球なのだがストレートが少なく拾われることも多かった。中盤からはストレートを増やしこちらも6回2失点、被安打はわずか4の好投。

ただ、2失点とも防げる内容だった。1失点目は髙山のピッチャーゴロをさばけず(記録は内安)、2失点目は二死から髙山を歩かせてしまい(きわどいボールだったから仕方ないが)、不調の原口への初球がシュート回転して甘く入りタイムリ二塁打。勝ちきれないのがよくわかる失点だ。

 

 7回以降はリリーフ陣のしのぎ合い。

 まずは8回表、連投のドリスがいきなりの連続四球。メヒアにはツーシームが予想以上に曲がり三振を奪うも、続く浅村の初球に三盗され一死一・三塁に。浅村は予想していなかったスライダーでバットの先のファーストゴロ、森はツーシームをいい当たりもセカンド正面でなんとかしのぐ。

 すると8回裏、福留のショートフライ(レフトが行くべきだったかもしれない)をこの回から守備に入ったショート・永江が取れず、続くゴメスはボールになるスライダーを腕を伸ばしてセンター前へ。ここで二走に代走大和で髙山にバントさせるも猛チャージもあり失敗、二死満塁投手の場面で西岡ではなく狩野を出すも平凡なセンターフライでチャンスを逸す。

 阪神は11回裏一死から今成が安打で出るも続く安藤の打席で代打を出さず、結局バ三振。俊介も倒れ無得点。

 回跨ぎの安藤は先頭の代打・上本に安打を許し、バントで一死二塁となったところでなんと交代。島本は秋山を抑えるも栗山に打たれ終戦。

 走れない福留

福留のまずい走塁がこの日は3つも飛び出した。足に不安があるのはわかるが…。

  • 初回ゴメスの二塁打(二死一塁から本塁生還できず)
  • 8回福留のテキサスヒット(二塁打にできず)
  • 8回ゴメスの安打(無死一塁から三進できず) ※これは進塁出来たか微妙なところ

 

疑問の残る選手起用

  • 8回二死満塁で下手投げの牧田に対し代打に西岡ではなく右の狩野
  • 同点の9回から原口→岡崎 
  • 11回一死一塁でそのまま安藤、回跨ぎしたかと思ったら島本に交代
  • 12回二死走者なしで新井良やヘイグを出さずに大和のまま

西岡は12回まで終始リラックスしているように見えた。代打に備えて集中力を高めている感じではない。何かあったのか?

同点で今日タイムリーの原口を交代。引き分け狙いなら消極的すぎる。

安藤が公式戦で打席に立つのは2012年以来。内容はストライク一つ見逃し(バントする気なし)、ボール、バスター空振り、スリーバント失敗。

 1点ビハインド、あとアウトひとつで負けの場面で短距離打者を打席に立たせてどうしたいのか。大和程ではないが西岡という代走もいるわけだし…。

 

 8回無死一・二塁で髙山にバントさせたことは個人的にはありだと思う。ただ、相手がバントと決めてしっかりとチャージしてきていた。悩んだのちに代走を出したのが失敗。あれでバントだとバレバレになってしまった。迷わず代走を出していればと悔いが残る采配。

 

 お互い9回で勝てそうな試合をズルズルと12回までやった挙句負けは見てて堪える。采配も消極的な面が目立ちイケイケの超変革とは程遠い内容。乗り切れない今年の阪神を象徴する試合だった。

阪神対西武(○5-1) 大勝してほしかった 2016年6月4日

 

http://www.tbs.co.jp/baseball/game/20160604TL01d.htm

 

 西武先発の多和田は初回、完全に甲子園の空気に飲まれていた。しっかりとミスショットせずとらえた1~4番まではお見事。その多和田を完全に落ちつかせてしまったのが6番の横田。徐々にいい球を投げられるようになっていたことは確かだが、狙い球を絞らずにボール球を振って助けてしまった。横田は3回の無死一・二塁のチャンスでもコネ気味に引っ張って進塁打を狙っていったが外のボールになるツーシーム、シュート系を振ってしまって三振。当て逃げをしなくなったことが評価されているようだが、まだ当て逃げが結果を残すためには最善策のように思える。つまりはまだ一軍クラスにないということ。

 また、久々スタメンとなった8番の岡崎もブレーキ。4打席すべて得点圏で回ってきたがいずれも凡退。とくに3回は一死二・三塁のチャンスで空振り三振。当てればゴロゴーの場面で、なんとかしてほしかった。

 この二人がどこかで打てていれば勝ちパターンを出すまでもなく勝てた試合。楽に勝つ試合を増やさないと今後苦しくなってくる。

 

 先発のメッセンジャーはフォーク(スプリット)が冴えていた。長打の少ない打者を中心に初球からも使っており、有利なカウントを作れていた。

2回はメヒア、浅村にしぶとく見極められ連続四球で無死一・二塁のピンチを作ったが、弱気にならず腕を振り続けて三者連続三振で切り抜けた。

7回は鳥谷のまずい守備で1点を失ったが代打・中村には内、外のストレートで追い込みカーブで仕留める完璧な投球で7回1失点にまとめた。

今日はストレート、フォーク、カーブいずれも良かったため安心して見ていられたが、今年はずっとスライダー(カットボール)が良くない。カウント球として優秀なこの球が上手く決まれば大炎上の試合はなくなるはず。

 

 2番手のドリスはいきなり先頭の栗山に四球。速球が抜けていて非常に危なっかしかった。ただボールに力はあり、メヒアには押し勝って内野ゴロ。落ち着いて抜けるボールがなくなったことで、最後の森には内ストレート、外ツーシーム、ボールになるフォークと完璧な投球。まだ信頼はできないが見てて面白い投手だ。

 

 3番手藤川はまだ不安定だが4点リードでいくらか力が抜けていたのが良かったか。

投球練習の他にキャッチボール?

 6月2日の楽天-阪神戦で不思議な光景を目にした。楽天先発・美馬が6回無死1,2塁のピンチを作ったところで投手交代。2番手の西宮がマウンドに上がった…のだが、捕手の足立がなぜかベンチに下がり、投球練習ができない状況に。

楽天ベンチから控え捕手等が出てくるわけでもなく、西宮はサードの中川とキャッチボールをしていた。結局足立は交代ではなく、普通に戻ってきて、投球練習をしたのち再開となった。この行為はルール上認められるのか?

実況・解説はおろか審判も完全にスル―していたからセーフなのだろうが…。

 

投球練習には球数、時間制限がある

公認野球規則には投球練習について以下の記載がある。また、NPB独自のルールもある。

野球規則8・03(投手の準備投球)
 投手は各回のはじめに登板するさい、あるいは他の投手を救援するさいには、捕手を相手に8球を超えない準備投球をすることは許される。この間プレイは停止される。
 各リーグは、その独自の判断で準備投球の数を8球以下に制限しても差しつかえない。このような準備投球はいずれの場合も1分間を超えてはならない。
突然の事故のためにウォームアップをする機会を得ないで登板した投手には、球審は必要と思われる数の投球を許してもよい。
   

http://www.sanspo.com/baseball/news/20140515/tig14051505000012-n1.html

NPBのルール

《イニング途中の投手交代》 → 通告から2分45秒以内にプレー再開

▽ 2分15秒経過時点で「あと1球」等の試合進行の指示

1. この計測は、監督から投手交代の通告を受けた球審が、場内アナウンサーに対し交代を告げるシグナルを出したときから始める。
2. 同一イニングで、監督もしくはコーチがマウンドの投手のもとへ2度目に行く際、つまり投手交代時には、監督(コーチ)はグラウンドに踏み出すときには、次の投手を指名し、球審に交代を告げねばならない。
3. 球審は、投手交代のシグナルを出してから2分15秒を経過した時点で、定められた数の投球練習が終わっていないとしても、「あと1球」等の試合進行の指示を出す。
4. 球審ジェスチャーを確認後、アナウンサーはすぐに次打者をアナウンスする。
5. 球審は、投手に「あと1球」の指示を出した直後、次打者に対して打席へ入るように促す。

 

http://npb.jp/gbp/2010/tanshuku.html

 

公認野球規則とNPBのルール(内規?)によると、投手交代時の準備投球には球数制限、時間制限があることがわかる。今回の交代は負傷等による交代ではないため「ウォームアップをする機会を得ないで登板した投手」にも該当しない。

控え選手やコーチが出て来ずに内野手とキャッチボールしていいのか?

捕手が打者や走者で攻撃が終わった場合、レガースなどをつけなければならない捕手は投手の準備投球に間に合わない。この場合、控え選手などが捕手の代わりに投球を受ける。今回も何らかの理由で足立が準備投球に間に合わないのだから、ベンチから誰かが出てきて投球を受けるべきだろう。

 

このキャッチボールがありなら投手が準備不足の時どのチームもやるべきである

 

 

 

 

 

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